2024年7月

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月刊シティ・タワー診療所 7月号 | 院長ブログ

月刊シティ・タワー診療所 7月号

これは北岳からみた仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)です。 仙丈ヶ岳は南アルプスの女王と言われる美しい山です。 その山頂が朝焼けし、さらにその奥には北アルプスも眺められる絶景でした。   今月の島ちゃん先生 〜昔の思い出、移動映画教室〜 新しくテレビを購入しました。今のテレビはインターネットにもつながっているので、 テレビでネットの動画や映画などを見ることができるのですね。 (私はあまりテレビに興味がなかったので購入するまでその機能を知りませんでした)。 映画もこうやってレンタルすることなく観られる世の中になっており、本当に便利になったな〜と思います。 そこで昔の思い出を紹介します。 以前からお伝えしている通り、私は田舎育ちです。 映画館もなく、初めて映画館で映画を見たのは大学生になってからでした。 では、映画館じゃないところでみた映画、となると小学校の時の移動映画教室でした。 授業の一環で体育館で映画上映してくれました。 ほとんどジブリの映画だけだったのですが、トトロとか、ラピュタを見たときの興奮は今でも心に残っています。 トトロを見た後からは、ムカデ競争の名前が「猫バス競争」になりました(分かる人にはわかりますよね!)。 みんなの健康相談〜今月の質問〜 「センセイ、どうやったら自分の意思が実行されるの?」 前回に引き続き人生会議のお話です。 前回「延命処置はしないでね」という意思を守ってほしい、という希望がありました。 それでは、それをどう実現するか?例えば延命処置といってもその定義が曖昧です。 例えば点滴も場合によっては有効な治療にもなるし、延命処置にもなります。 では点滴はしないでくれ、という意思を残しても「この場合なら少しの点滴で治ります。それもしないのですか?」 という自体になってしまいます。 つまり、想定されるケースが多すぎて全てに通じる意思ってなかなか難しいものです。 では、どうしたらいいか?それは「物語を多く語ること」「親しい人にしっかりそれを伝えること」です。 言葉で「延命処置は希望しない」だけではなく、こんなケースだったら私は延命処置をしたくないな、 とか、こういったときならしっかり治療してほしいな、とか多くの物語を語ることが大事です。 物語を聞いた人は、いざその場面になったとき 「〇〇さんはこんなことを言っていた。だから今のケースならきっとこう思うに違いない」という『推定意思』を話すことができます。 この推定意思が できるかできないか、が緊急時に役立ちます。