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月刊 シティタワー診療所​(1月号) | 院長ブログ

月刊 シティタワー診療所​(1月号)

白馬岳は私は苦い思い出が多い山です。 6回アタックして、4回は雨・曇でした。しかしそのうち3回はこうやって晴れて景色を楽しむことができました。 白馬山荘のレストランは山小屋とは思えない美味しい料理を提供し、窓から眺める白馬三山は最高のご褒美です。     今月の島ちゃん先生 〜おせち料理、味が出るには時間がかかる〜 お正月にはおせち料理が定番ですね。 おせち料理に入っている食べ物って、日持ちがするものばかりだな〜と思いました。 煮豆、昆布、なますなど、お正月の間ずっと食べられますね。 でもこれを作るのは本当に大変なようです。 料理が苦手な私としては、何時間も煮込む、とか、何日間かつけておく、ということは想像すらできない作業工程であり、 すごいな〜という一言に付きます。どうしてこうやって時間をかけて作るのか、と調べた所味が染み込むには時間がかかるとのことでした。 かつ、時間をかけて作ったものはそれだけ日持ちする、とのこと。 それを聞いたとき、人材育成も全くその通りだな〜と思いました。 簡単に教えてすぐにできるわけではないけれど、せっかちな私はすぐに結果を求めてしまいます。 それでは味が出る訳ありませんね。反省です。おせち料理(というか日本料理全般にいえることですが)のように、 じっくり時間をかけて人材を育成していければと思います。     イベント報告 『夏祭り』『クリスマス会』 昨年は、小児患者さんを中心に、在宅患者さんとご家族を対象としたイベントを診療所において行いました。 初めての試みで、どうなることかと実は不安いっぱいでしたが、蓋をあければ、皆さん笑顔いっぱい! とても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!! 2024年もいろいろ企画したいと思っています。 「こんなイベントだったら参加したい!」 「こんなことをしてほしい!」などなど、 ご意見絶賛募集中です!診療所スタッフに いつでもお声掛けください。 【発案者(丸田)のつぶやき】   在宅医療を必要としている患者さんは移動が難しい方が多いです。 自宅でゆったりと過ごすのが一番ですが、外出することで自宅では味わえない楽しみを得られることがあります。 移動するのに大変な思いをしたとしても、それに勝る経験をできるかもしれません。 診療所でのイベントが外出のきっかけになったらいいな、家族の楽しみの一つになったらいいな、そんな気持ちで企画しました。

月刊 シティタワー診療所​(12月号) | 院長ブログ

月刊 シティタワー診療所​(12月号)

今月の島ちゃん先生 〜スタッフがつくったホームページ〜 12月1日から当院のホームページがリニューアルされました。 今回力を入れたのは、見やすさとエピソードです。 見やすさ、という点では色使いの工夫と、スタッフの写真を多く入れることで温かみを感じられるものにしました。 エピソードについては、当院がこれまで出会ってきた患者さん、家族さんとの思い出をエピソードとして載せました (個人が特定されないようにしております)。 在宅医療といってもなかなかわかりにくいよね、在宅医療って感動がたくさん詰まっているけれどなかなか伝わりにくいよね、という点から工夫しました。 私もホームページをみて懐かしいエピソードに心が温まりました。 こういった工夫が生まれたのが、スタッフの努力です。 今回スタッフに全部お任せしました。業者との打合せ、レイアウト、載せる内容などを考えてくれました。 これまで私は何かと口出しをして決めてきました。 これって「本当に悪い上司」であることを最近学びました(最近、というのがとても残念ですが)。 口を出さない、というのはとても辛抱が必要でしたがこうやって成果が出ると本当に嬉しいですね。 ようやく私も上司としての一歩が踏み出せた感じです。 みんなの健康相談〜今月の質問〜 「在宅医療って何歳から対象なの?」 答えは「0歳から」です。私も在宅医療を始めた当初は高齢者の在宅医療がメインでした。 老衰や脳梗塞で動けない人が多く、時々がんの患者さんがいました。 しかし9年前、子どもの在宅医療という現実に出会いました。 医療的ケア(人工呼吸器や胃ろう栄養などの処置のこと)が必要な子どもがいて、 その子の医療的な対応を在宅で実施することの意義を教えてもらいました。 その後から小児在宅医療を開始しました。 その後子どもの在宅医療を引き受けることになり、0歳から対応しています。 もちろん100歳を超える人まで対応しています。 在宅医療って高齢者、というイメージがありますが、何らかの病気で家で医療的ケア が必要であったり、通院が困難であれば何歳からでも在宅医療は適応です。 どうぞお気軽にご相談ください。